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2006.09.10

それぞれの世界

歌舞伎、文楽、能狂言の世界で活躍する人たちの違いについてちょっと。 

 まず歌舞伎。 リピーター、ファンが多いということもありますがなにより歌舞伎の場合●●さんの息子とか、◇◇さんの名前を継いだとか、そういう人間系図そのものから大事にする傾向があります。一般から歌舞伎の世界に入った人は脇役はもらえても主役の座を射止めることは稀のようです。また、女人禁制の色が濃く、役者でなくとも、女性が舞台上に上げてもらえることは殆どありません。照明効果などは新しい演出を好みますが、わりと保守的なようです。

 文楽の世界に飛び込んだ方々は本当に好きでその世界に入った人たち。歌舞伎、能狂言のように家が~~しているから必然的にそうなった、という人は僅かですし、そうしなければならない理由もありません。なので、実力が全てとも言えます。しかし、公演収入だけでは生活ができないのも事実です。人気が無い以前に、その存在を知らない人も多いからなのです。また、女性が舞台に上がることはまあ、殆どないです。絶対ダメというのではなく、体力的に厳しくてやっていけないというのが一番の理由ですね。

 能狂言の場合も家を大事にするので一般からこの世界に入った人が大成するのもなかなか厳しいようです。趣味で能の仕舞、地謡、鼓、笛、太鼓を習う人からの稽古のお金を生活費にしている人がほとんど。舞台機構照明などは基本的なものですが、女性でも舞台に上がることが出来ます。(声がすごくどす利いててかっこいいですw)

 ……と偏見を交えたような書き方ですが実際古典の世界は厳しいのが現状です。テレビや現代劇が主流な時世、古典は難しいとされて離れられがちです。更に言えば日本の古典芸能に使われる楽器や音楽は、西洋の五線譜に慣れ親しんで育った私たちには奇異な世界にも見えます。楽器一つ一つの値段も高いですしね;

 とはいえ全く相容れない世界では絶対無いので、お金に余裕がある人は一度鑑賞してみてはいかがでしょう? 歌舞伎以外なら学割もききますよ! 

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