« 課題全部提出 | トップページ | 九十九十九 »

2008.02.27

助手視点のミステリ

 助手視点のミステリはドイル様の「デュパン」に始まり、「ワトスン→ホームズ視点」で基礎が固まったとされています。以後、ミステリとしてはオーソドックスな形式(書き方?)になってゆきました。

 日本でもこの形式を採用していらっしゃる作家先生は多いです。乱歩大先生の明智小五郎は、明智の周りに存在する人間が主観となり(倒叙式が多い気がする)、島田荘司先生の御手洗潔シリーズでは、作家の石岡から見た物語になっています。

 絶対三人称(神様が世界を見下ろしたスタイル)で敢えて書かずに、一人称で書く人が多いのは何故なのでしょう?

 まず、探偵の思考が常人離れしていることが挙げられます。ミステリで謎を解決する方々は、
一つ、一見何をしているのかわからない。一つ、天才と紙一重の奇人である。一つ、外見は明らかな文人タイプ。一つ、地球は自分を中心に回っている。一つ、むやみに古今東西の知識が豊富。
……などなど、一筋縄ではいかないような性格の方が多いです。彼らを主観に置いてしまうと読者が共感しにくくなる可能性があります。そこで、探偵役にもっとも近い一般人を置くわけですね。

 視点役から見た情報がダイレクトに入ってくるため、自分も事件現場にいるような感覚が味わえます。しかも視点役の心情が付加されるためスリルも満点なわけです。

……

……

……

 同意してくれる人が学校にあまりいらっしゃいません。この手の手法で小説書いたら斬られるんだろうな。主人公が立ってない! とかいっちゃって。

 ミステリ上手く書けるようになりたいなぁ。

|

« 課題全部提出 | トップページ | 九十九十九 »

胡乱ごと」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/120755/40273540

この記事へのトラックバック一覧です: 助手視点のミステリ:

« 課題全部提出 | トップページ | 九十九十九 »